【なにが違う?】西洋式レイキと日本伝統式レイキ【シンボルとマントラに着目して】

レイキヒーリングは、他者や自分へヒーリングを行う際に、

シンボルとマントラ

というものを用います。

レイキヒーリングは、日本で生まれ世界で育ちました。

臼井靈氣療法直伝靈氣という名前で、現在も日本に残っています。日本伝統式レイキとも呼ばれます。

世界的には、レイキヒーリングという名前で知られ、現在日本で行われているレイキヒーリングの約8から9割が、この逆輸入された西洋式レイキであると言われます。

西洋式レイキと日本伝統式レイキ

両者の間には、微妙な違いが有ります。

それは、冒頭に述べた、

シンボルとマントラの捉え方

が違うという点です。

誤解のないよう先に断っておきますが、

どちらが優れているか?

という話ではありません。

この記事では、西洋式レイキと日本伝統式レイキの

両方を学んだ

立場から、私なりの見解を書いてみたいと思います。

レイキを実践している人、そしてこれからレイキを学んでみたい人の参考になれば、幸いです。

シンボルとは

一般的にシンボルとは、図形や記号文字で表されるもので、目に見えない世界の本質を、端的に見える形で具現化したものであるといわれます。

たとえば、サンスクリット語である

梵字

や、都市伝説が好きな人なら一度は見たことのある

例のマーク

Wikipedia

が分かりやすいですね。

こういったシンボルは、その形自体に意味があり、そこにエネルギーが宿ると考えられています。

レイキヒーリングにおいてシンボルとは、自然エネルギーであるレイキを

目的に合わせて変換する

ツールとして利用します。

マントラとは

マントラとは真言(しんごん)のことであり、別の表現をすれば、言霊(ことだま)ともいえます。

真言というと密教が連想されますが、レイキヒーリングは宗教ではありません。そして、信仰の対象でもありません。

ただ、臼井甕男氏は古代サンスクリット語の経典などを研究しておられたという話がありますから、多少のエッセンスが背景にあることが考えられます。

このマントラ、言葉の意味自体はさほど重要ではなく、マントラの音と響き、そしてそこから生じる波動に意味があると言われます。

レイキヒーリングにおいては、目的に合わせたエネルギーと共鳴するためのツールとなる。

レイキヒーリングの実際においては、口に出して唱えるのではなく、心の中で唱え、体中に響き渡るイメージを持ちます。

西洋式レイキのシンボルとマントラ

日本を含めた世界で行われているレイキヒーリング8~9割以上は、昭和初期に臼井靈氣療法がアメリカに伝わって変化を遂げていったものです。

世界に広がっていく過程で、シンボルやマントラにも変化が見られています。

西洋式レイキにおけるシンボルやマントラは、レイキという自然エネルギーを自分へ誘導してくる『吸引機』のようなものとして捉えています。

日本からアメリカ、そして世界へと伝播していく過程で、

『より効果的なシンボルは無いか?』

とか、

『他のマントラは無いのか?』

というように、研究を進める人が多く出てきました。

その結果、○○○レイキ、△△△レイキといったように、様々な流派が誕生しました。

温の手で実施している『カルナレイキ®』も、その一つです。

ちなみに、日本伝統式と西洋式レイキの中で、臼井靈氣療法にルーツをもっているレイキヒーリングのシンボルとマントラの数は、

4つ

ですが、上記の派生したレイキ流派のシンボルとマントラは、多かったり少なかったりします。

この背景には、西洋式レイキにおけるシンボルやマントラは、他者や自分を

より効果的・効率的にヒーリングする

ために必要なものという考え方があります。

日本伝統式レイキのシンボルとマントラ

大東亜戦争後GHQの施策によって、臼井靈氣療法を含める日本の手当て療法衰退の一途を辿りました。

しかし、西洋式レイキと比べると認知度は低いですが、臼井靈氣療法は現代でも日本に残っています。

『失われた半分』とも呼ばれる日本伝統式の知見や技法は、世界中のレイキヒーラーが一度は学んでみたいと思うものです。

この日本伝統式レイキにおける、シンボルやマントラに対する考え方は、西洋式と少し違う特徴があります。

日本伝統式におけるシンボルやマントラは、自然に存在するレイキエネルギーを取り込んで加工するだけではなく、もともと体内に存在する『体内レイキ』をも活性化させる手段として捉えられていた。

最初のレイキヒーラーである臼井甕男氏は、

『体内のレイキエネルギーは、その人の人格が高まるほど強力になっていく』

『レイキエネルギーをより強く、効果的に使いこなすためには、その人の人格成長が不可欠である』

『人格を高めていき、最終的にはシンボル・マントラを頼らなくても良いように、自己を高めていきましょう』

と仰っていたそうです。

日本伝統式レイキにおいて、他者や自己へのヒーリングは、

己の人格成長

のために必要な過程という考え方があります。

シンボルやマントラではなく、

自分の存在そのものが他者を癒す

境地を究極目標としていました。

要するに、西洋式と日本伝統式の違いとは

西洋式レイキは、シンボルやマントラを通じて

レイキの恩恵

を受け、他者や自分を癒すという考え方です。

シンボルやマントラを手放す

という発想はありません。

レイキの癒しと光を得るために、

一生大事に持ち続けるもの

という意識があります。

日本伝統式レイキは、最終的には

シンボルやマントラを手放し、

自らがシンボルやマントラを『体現する』

存在となるのが究極目標。

シンボルやマントラへの依存を捨て、自分の存在そのものを、

光と癒しの存在

へと高めようとします。シンボルやマントラに頼らなくても、

ただそこに居るだけ

で癒しを招く存在になることを目指すものです。

西洋式と日本伝統式の違いを産んだ要因

伝統式レイキの、自らが光と癒しの存在になるという考え方は、西洋の宗教観における絶対的存在、

『神』

と、その光と恩恵を受けて生きる

『人間』

という考え方にそぐわなかったことが予想されます。

日本伝統式レイキは、ヒーラーそれぞれの

人格成長

を重んじるのであり、もちろん『神』になることを目標としているわけではありません

多神教・自然崇拝的な価値観のある日本と比較して、『神』という唯一絶対的な存在がある西洋世界においては、シンボルやマントラは

『超越的な力とその恩恵を受けるための手段』

としていたほうが、レイキヒーリングを説明・理解するのに都合が良かったことが予想されます。

レイキという、目に見えないけれども普遍的に存在しているエネルギーに対する、価値観と考え方の微妙な違いの話であって、日本と西洋の

どちらが優れているか劣っているか

という話ではありません。

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