レイキが自律神経に及ぼす効果【論文考察】

レイキヒーリングを受けたり、セルフヒーリングをしていると、体がポカポカしてきたり、眠くなったり、痛みが緩和したりして、

心身共にリラックス

してきます。

なぜそのような事が起こるのでしょうか?

その理由をインターネットで検索すると、レイキが

愛と調和のエネルギーだから

とか

宇宙エネルギーによる癒し

といった、普通の人が見たら眉をひそめるような胡散臭い文言が並んでいます。

たしかにレイキは自然に存在する調和のエネルギーであるし、レイキを実践する人は他者貢献に喜びを見出す、愛に溢れた人が多いです。だからこそ、よく分からない胡散臭い説明に終始して、無用な誤解を受けることは良くない事だと思います。

そしてレイキは、決して見えない世界の良く分からないエネルギーではなく、私たちの心身に

目に見える形で科学的に

効果を及ぼすエネルギーです。

自律神経とレイキの関係を検証した論文

スペインのグラナダ大学、ローデス・ディアス=ロドリゲス医学博士らの研究によると、

21名の医療従事者を無作為に振り分けて、

熟練のレイキセラピストの施術を受けるグループ

レイキの知識を持たないセラピストによるレイキの模倣施術

を実施したところ、①のグループで明らかに、

✅体温が上昇する

✅ホルター心電図の波形が整う

という、統計学的に意味のある変化を確認しました。

体温の上昇は、自律神経の内の副交感神経が高まることにより、筋肉と血管がリラックスして血行が良くなった結果であり、心電図の波形が変化するということは、明らかに心拍に変化が起こっていることになります。

https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1099800410389166

続いて、別の研究論文を紹介します。

スコットランドの南グラスゴー医科大学、神経科学研究所二コラ・マッカイ博士らの研究によると、

45名の被験者を無作為に振り分けて、

①レイキセラピストによるレイキ施術を受けるグループ

②何もしないグループ

③レイキセラピストによるレイキの真似を受けるグループ

に対して研究を実施したところ、①のグループのみで明らかに

✅心拍数が低下した

✅血圧が低下した

という、統計学的に意味のある結果が得られたそうです。

心拍数の低下は、自律神経の内の副交感神経が高まることにより起こることで、血圧の低下も副交感神経が高まることにより起こることです。

レイキ治療中の自律神経系の変化:予備研究 – PubMed (nih.gov)

自律神経が整うことで起きる事

レイキにより自律神経が整うと、心身が自然に治っていく力、つまり

自然治癒力

が高まってきます。詳しくは、以下の記事もご参照ください。

レイキヒーリングには様々な流派があり、ヒーリングのやり方も様々です。 ですが、それぞれのレイキヒーリングに共通することが一つあります。

自律神経のうち、特に副交感神経の働きが高まってくると、

✅全身の筋肉や血管がリラックスする

✅ストレスホルモンが減少する

✅全身の血流が増加する

✅IgA抗体が増加し、免疫力が高まる

✅疲労感が減少する

などの効果が期待されます。

全身の隅々まで血流が行き渡り、細胞に栄養が満たされ、発痛物質や疲労物質などの老廃物が洗い流され、抗体が増加し免疫力も高まっていきます。

残念ながら、現代人は様々なストレスにより交感神経が過剰になっていると言われています。

交感神経が過剰になるということは、上で述べたような素敵な現象とは、真逆の事が起きてくることを意味します。

科学的に検証すればするほど、現代人にとってレイキが貢献できることは多いと確信できます。

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